赤湯温泉とラーメンのまちに行ってみた

9月下旬、山形県南陽市に行ってきました。

南陽市? すみません、人生を中部以西で過ごしている私には初めて聞く名前。
そもそも山形県すら行ったことがないので、南陽市がどこにあるのかどんなところかも全く予備知識無し。

というわけで行く前にちょっとだけ予習をしてみました。

湧き出る温泉と豊かな自然に恵まれ四季折々の彩りが美しい悠久の歴史が息づくまち「南陽市」。 都会では味わえない、ぬくもりのある故郷がここにあります。
(南陽市のサイトより)
 
南陽市のサイトによるとそういうことらしい。
特に赤湯温泉というのが有名とのこと。
山形県南陽市赤湯温泉|赤湯温泉旅館協同組合公式
開湯920余年の温泉とワインの郷 山形県南陽市赤湯温泉|赤湯温泉旅館協同組合

地図を見てみると山形市の南に位置しており、山形新幹線の駅もあるんですね。

温泉が第1目的ではないのですが、せっかくなので温泉も目指します。

今回は新幹線ではなく、車で行くことにしました。静岡から約7時間の旅でした。

東北の温泉ということで漠然と山の中の温泉地を想像していたのですが、意外に市街地の中にある温泉地。赤湯駅から車で5分ほどの場所にありました。

今回は泊まりではないので日帰り入浴(立ち寄り湯)ができる所を探しました。14軒ある旅館、ホテルの内半数以上が立ち寄り湯もやっていますが、いずれもそれなりのお値段のため却下。

でもリーズナブルな公衆浴場が4軒あるのでそのうちのひとつ「赤湯元湯」に入ることに。

温泉地の中心部にある観光案内所「赤湯温泉観光センター・ゆーなびからころ館」の隣に赤湯元湯はあります。ゆーなびからころ館には無料の足湯が屋外にあるので、少しの時間でも赤湯温泉を気軽に楽しむことができます。

赤湯元湯の外観。公衆浴場と聞いてもうすこしさびれた感じを想像していたのですがかなり外観も綺麗。

入浴料200円という格安なお値段。ただしシャンプーやボディーソープは備え付けがないので必要な方は持参する必要ありです。

浴場内はこんな感じ。2種類の源泉が楽しめます。割と硫黄臭は強めに感じました。

カランのお湯も温泉のようです。

土曜の午前中にいきましたが、地元の方が数人入っている程度の混み具合。ゆったりと温泉を堪能しました。

温泉のすぐ近くに有名なラーメン店「龍上海」があるということで昼飯はそこにいってみました。

11時半開店ですが、開店前から長蛇の列。30分ほどまって店内へ。

人気ナンバーワンだという「赤湯辛味噌ラーメン」を注文。

赤湯産の唐辛子を使った「辛みそ」を、濃厚で深い旨みのあるスープにとかすことによって、旨味を更に引き出します。麺との相性も抜群で、他の店では絶対に味わえない味です。
というお店のwebサイト情報通りの深い味わいあるスープ、それが太めの麺にからんで今まで味わったことのない絶品ラーメンでした。辛味噌は一度に溶かしてしまうのではなく、少しずつ溶かしていくのが良いとのこと。
ほんのりと魚介の香りただようスープも絶品でした。
南陽市の魅力を垣間見た、ほんの数時間の滞在でしたが、温泉の硫黄の香りと赤湯辛味噌ラーメンの魚介の香りが強烈に脳内に残った旅でした。
ちなみに南陽市では来客があると出前ラーメンでもてなしたりする風習があるとか。そのため南陽市役所ではラーメン課を作ってPRや観光地の誘致をしているそうです。恥ずかしながら初めて知りました。
 
ラーメン課:観光誘客につなげろ…山形・南陽市が新設 | 毎日新聞
山形県南陽市が4月、「ラーメン課」を新設する。近隣の山形市は全国の県庁所在地と政令指定都市の計51市のうち、1世帯当たりの「中華そば」の年間支出額(2012〜14年平均)が1万3424円と全国(5548円)の倍以上でトップ。有名な赤湯地区の辛みそラーメンなどの情報を発信して観光誘客につなげたいとい
 
 
・・・・・・てなわけで本来の目的地、シェルターなんようホールでおこなわれた原田知世さんのコンサートについてはこちら。

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