エフトイズの新作 1/144 ウイングキットコレクション VS10 のサンプルを入手しましたので早速組み立ててみました。
1/144 ウイングキットコレクション VS10
エフトイズの飛行機食玩シリーズは同社の看板商品ですが、その中でもウイングキットコレクションは確か2007年頃に始まったシリーズだと記憶しているので、もう10年以上続いている人気シリーズです。
1/144の航空機モデルを次々にキット化しファンを熱狂させています。最初のウイングキットコレクションは1シリーズに4から5機程度の機種が入っていましたが、第2期ともいえるVSシリーズになってからは、ライバル関係にある2機種に絞っていくスタイルをとっています。
これまで発売されたのは
- 1/144 ウイングキットコレクション VS 1 紫電改 vs P-51D ムスタング
- 1/144 ウイングキットコレクション VS 2 ホーカーテンペスト vs Ta152
- 1/144 ウイングキットコレクション VS 3 飛燕 vs P-38 ライトニング
- 1/144 ウイングキットコレクション VS 4 零式艦上戦闘機52型丙 vs F4Uコルセア
- 1/144 ウイングキットコレクション VS 5 流星 vs ヘルダイバー
- 1/144 ウイングキットコレクション VS 6 スピットファイアMk.14 vs Me163Bコメート
- 1/144 ウイングキットコレクション VS 7 雷電 vs P-47サンダーボルト
- 1/144 ウイングキットコレクション VS 8 モスキート vs メッサーシュミットBf110G
- 1/144 ウイングキットコレクション VS 9 鍾馗II型丙 vs P-40Nウォーホーク
いずれも有名機、人気機種ばかりの錚々たるラインナップです。
今回モデル化されたのは天山とアベンジャー
そして今回の最新作1/144 ウイングキットコレクション VS 10 の登場機種として選ばれたのは日本海軍が太平洋戦争後期に投入した艦上攻撃機 天山とアメリカ海軍雷撃機アベンジャー。日米の艦上攻撃機対決です。もちろん両機ともに完全新金型です。
1/144 ウイングキットコレクション VS10 2018年12月17日発売予定 1個 500円
日本海軍艦上攻撃機 天山
あの九七式艦上攻撃機の後継機として開発された機体です。
魚雷や爆弾は胴体下に懸架する方式をとり、最高速や航続距離等の性能も高い名機ですが防弾性能が低いのが弱点でした。
アメリカ海軍雷撃機 アベンジャー
アベンジャーは第二次世界大戦におけるアメリカ海軍主力雷撃機として数多くの戦闘で戦果を挙げた機体です。天山とは異なり、魚雷や爆弾を胴体内の爆弾倉に収納するスタイルをとっています。また機体コンセプトとして高い飛行安定性と防弾性が求められていました。
このあたりの日米のコンセプトの違いも興味深いところです。
1/144 天山を組み立てる
今回はまず天山を組み立ててみます。
これまでのウイングキットコレクション同様、パーツはあらかじめ塗装されています。かつてのシリーズでは国籍マークなど一部印刷済みの時もありましたが、最近は全てデカール対応となっています。
飛行機モデルでまず最初に組み立てるのはコクピット。1/144という小さなスケールですがそれらしいディテール満載で再現されており申し分ありません。小さな部品が多いので紛失しないように慎重に組み立てます。また接着剤必需品です。模型用接着剤、できれば流し込みタイプを使ってはみ出さないように細部を接着します。
コクピットは完成後はそれほど見えませんので特に追加塗装などは不要でしょう。
できあがったコクピットを左右の胴体で挟み込みます。その後エンジンや排気管を組み込み、カウルを取り付けます。パーツの合いもよく、キツすぎずゆるすぎずちょうどいい感じです。
脚カバーは駐機状態と飛行状態を選べるように両方のパーツが入っています。
また左右間違いやすいパーツが多いのですが、ランナーにL Rの刻印があるので安心です。こういう心遣いが嬉しいですね。
下面には脚や魚雷を取り付けていきます。脚パーツなど細かい部品の接着・組み立てには性能のいいピンセットを使えば作業効率アップに繋がります。
最後にデカールを貼って完成。デカールも薄くてディテールに馴染む良質のものが付属しています。デカール軟化剤を上手に使って表面に馴染ませるようにしましょう。
組み立て所要時間は1時間ほど。難しい工作や追加塗装など不要で誰でも手軽に天山を形にすることができます。文句なしにおすすめです。
アベンジャーは次回
アベンジャーも完成次第、掲載します。お楽しみに!
アマゾン限定でオリジナルデカール付きの商品もあります。
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